お米の買い方と保管方法

お米がおいしく食べられる期間は

お米が収穫されてから翌年の3月頃までは気温が低いので2ヶ月間はおいしく召し上がっていただけます。

春頃からは気温が上昇してきますので1ヶ月分くらいが購入量の目安になります。

たまに冬でも夏でも一年中お米はの購入量は1ヶ月分が最適と思っておられる方がいますが、夏と冬では外気温が20℃以上違いますので、お米が劣化していくスピードも違うのです。

頻繁にお米を買いに行くのは面倒という方は冬場なら少々お米を買いだめしていただいても大丈夫だと思います。

期間

真夏はできれば冷蔵庫へ

冷蔵庫7月、8月は気温が30℃以上になりますので、常温保存ではお米の劣化が急速に進んでいきます。

しかしながら、ほとんどのお客様は真夏でも常温保存されておられるのではないでしょうか。

しかも台所は炊事をするので湿度も高く、高温多湿になりますのお米の保存にはあまりよろしくない環境です。

当店では夏になるとお米が劣化しないように店内・低温倉庫ともクーラーで冷やしています。

もし冷蔵庫にスペースがあれば、購入量の半分でもお米が乾燥しないようなジッパー付きのビニール袋に入れ替えて冷蔵庫の野菜ケースで保存するのがオススメです。冷蔵庫の中は5℃ぐらいなので冬と同じ温度だからです。

食べる量が多くてとても冷蔵庫にお米を入れられないという方は真夏は2週間分くらいのお米を購入されるのが理想です。それでは買いに行くのが面倒という方でも1ヶ月間には食べきれる量を目安にご購入下さい。

虫の発生について

清掃夏になると、米びつに虫が発生することがあります。虫の発生条件としては、おおまかには「そこに虫の栄養源があること」「卵がふ化するのに適当な温度であること」「卵がふ化するのに適当な湿度であること」の三つです。この三つの条件が揃うと虫が発生する可能性が高まってきます。逆に言えば虫を発生させないためにはこの三つについて対処すると虫が発生する可能性が低くなると言えます。

米びつ・ハイザー等の清掃

お米自体があることはどうしようもないのですが、長期間に渡って米びつ・ハイザー等を使用していると、お米の肌ぬか(洗米するときに出てくる白い粉)が付着してきます。これも栄養源として虫が発生しますので米びつ・ハイザー等のお米を使い切って空になったときに清潔な濡れ布巾等で清掃して下さい。最近ではもっと簡単に丸洗いできるような計量米びつも販売されています。

冷暗所に保管

上記の冷蔵庫に保管することが難しいという方でもできるだけ涼しくて風通しの良い場所で保管してください。虫が発生する可能性を低くすることができます。具体的には換気ができる北向きのお部屋ということになります。